慰謝料を請求されてしまった場合、その後にどうなるか知りたいと悩んでいませんか?
突然、自分のもとに内容証明郵便が届いてしまうとびっくりしますよね。
慰謝料請求をされた場合に対処を誤ってしまうと、悲惨な結果となることがあります。
なぜなら、慰謝料の金額には相場があり、また、その金額を決める要素があるので、これらを踏まえた行動をする必要があるためです。
例えば、内容証明郵便が届いた場合にこれを無視することは危険です。
裁判に発展してしまうリスクが格段に高まります。
また、内容証明郵便に記載された金額をそのまま支払うことも、やめた方が良いでしょう。最初に請求される金額は相場よりも高いことが多いためです。
とはいっても、慰謝料を請求された場合にどのように対応すればいいのか中々イメージがわきませんよね。
そこで、この記事では、実際に慰謝料を請求された方が書いたブログを紹介していきます。
当事者の言葉で実体験が綴られているので、法律に詳しくない方でも状況が分かりやすいかと思います。
今回は、不倫慰謝料を請求された方の体験談5つを厳選してご紹介します。
具体的には、以下の流れで解説していきます。
これらの体験談を読むことで、慰謝料請求に対してどのように対応するべきかイメージできるはずです。
目次
1章 不倫による慰謝料請求された人の体験談
不倫が発覚すると、様々なトラブルが起こり得ます。
不倫をしただけで退職にまで追い込まれてしまい、その後の人生に大きな影響を残してしまうといったケースもあるでしょう。
ここでは、不倫によるトラブルの一例をご紹介します。
体験談2:書面にサインしてしまった事案
体験談3:泥沼の修羅場になった事案
体験談4:ニオイで不倫が発覚した事案
体験談5:何もかもを失った事案
それでは各体験談について順番に説明していきます。
1-1 体験談1:弁護士をつけなかった事案
体験談の1つ目は、弁護士をつけなかった事案です。
女性が、既婚男性と不倫をしていたことが奥さんにバレてしまい、奥さんから慰謝料300万円を請求されました。
女性は弁護士と無料で相談し、300万円は相場よりも高いことを知ったものの、これを争うことについて、ある悩みを抱えていました。
親や会社に不倫の事実を知られたくなかったのです
結局、その女性は事件を拡大させないために弁護士をつけず、金額も争いませんでした。
最終的に、慰謝料300万円を3年間の分割払いでという形になってしまいました。
現在では、女性は弁護士を立てて全面的に争えばよかったと、悔恨の情を明らかにしています。
以下の記事では、慰謝料請求された女性の気持ちが鮮烈に表現されています、気になる方はご一読ください。
(※参考:【体験談】奥さんから慰謝料300万請求された時の気持ち | 不倫ブログ )
1-2 体験談2:書面にサインしてしまった事案
体験談の2つ目は、書面にサインしてしまった事案です。
その男性は、既婚女性から誘いを受けて、旦那さんにバレないよう周囲に気を配りながら不倫をしていました。
しかし、不倫が旦那さんにバレてしまい、旦那さんは男性に対して慰謝料350万円を請求しました。
旦那さんは男性に怒るでもなく淡々と慰謝料の話をして、書面にサインさせるために男性の印鑑まで用意していました。
男性が350万円も払えないというと、300万円の分割払いでいいと言われます。
男性は、相手の用意周到な淡々とした態度から、ある事実を疑い始めました。
この事案についての男性の捉え方が、以下の記事で詳しく書かれています。
(※参考:不倫相手の夫に慰謝料を請求された男性「350万円も払えないと伝えると『300万円にして分割払い』と言われ…」)
1-3 体験談3:泥沼の修羅場になった事案
体験談の3つ目は、泥沼の修羅場になった事案です。
妻の行動に不信感を抱いた夫は、妻の不倫調査を探偵に依頼しました。
調査の結果、妻はテニスクラブの仲間とカラオケに行ったり、それとは別の男性とラブホテルに入ったりしてしたのです。
夫が妻を問い詰めると、妻は必死に言い訳したものの、証拠を見せるとようやく不倫を認めました。
もっとも、事態が悪化したのはその後です。
妻には調査で発覚した2人の他に、不倫相手が2人、合計4人の不倫相手がいたのです。
夫は衝撃を受けたことでしょう。
最終的に、妻は慰謝料の代わりに、結婚中に得た財産を夫に譲ることを条件として示談で解決することとなりました。
当事者の気持ちや修羅場については以下の記事で詳しく説明されています。
(参考:男性経験の少ない妻が……。本当にあった浮気の修羅場)
1-4 体験談4:ニオイで不倫が発覚した事案
体験談の4つ目は、ニオイで不倫が発覚した事案です。
妻が外出から帰ってくると、家に入った瞬間のニオイがいつもと違いました。
妻が問い詰めると、夫はさらっと流したものの、言い分に多少の疑問点がありました。
夫がつまみを食べていたと言ったのにゴミはなかったのです。
これを機に妻は不倫調査を始め、携帯電話を調査すると不倫を匂わせるやり取りがありました。
不倫相手まで突き止め、妻は不倫相手に対して慰謝料50万円、夫には150万円を請求しました。
不倫相手の額が低いのは、反省の色が濃かったためです。
不倫に気づく瞬間や妻の心情について、以下の記事で詳しく書かれています。
(参考:浮気相手に慰謝料請求 私の体験談を紹介)
1-5 体験談5:何もかもを失った事案
体験談の5つ目は、何もかも失った事案です。
専業主婦が不倫をしていたところ、不倫が夫に発覚してしまいます。
夫はこれに激怒し、妻に慰謝料請求したうえで離婚も請求しました。
これによって妻は安定した生活を失い、仕事を見つけるにも相当な苦労が必要になってしまったのです。
手に職がない状態で離婚すれば、その後の生活は財産分与で得られる数年分の金銭しかありません。
ちょっとした気の迷いによって妻はすべてを失ってしまったのです。
以下の記事で、専業主婦の不倫に対する後悔が詳細に表現されています。
(参考:不倫なんてしなきゃよかった…何もかもを失った体験談)
2章 不倫による慰謝料請求された場合の修羅場から解決までの流れ
不倫慰謝料請求においては、当事者の対応によってその解決の方法は千差万別です。
そのため、どのように解決するかは当事者の意向次第といえるでしょう。
ここでは、事件化してから解決するまでの流れを大まかに解説していきます。
流れ2:内容証明郵便で慰謝料の請求がされる
流れ3:慰謝料請求に対するアクションを取る
流れ4:慰謝料を支払って解決or裁判に発展
流れ5:判決で確定した慰謝料の支払
それでは各流れについて順番に説明していきます。
2-1 流れ1:不倫が発覚する
不倫については、配偶者に知られることによりトラブルに発展します。
不倫(不貞)は、配偶者を被害者とする不法行為にあたるので、配偶者が被害者になるためです。
また、時として、慰謝料以外のトラブルに発展することもあります。
例えば、家族を巻き込んだ修羅場や暴力沙汰になることもあり得るでしょう。
不倫されたからといって暴力を振るうことは許されませんが、感情的になると歯止めがかからないのです。
2-2 流れ2:内容証明郵便で慰謝料の請求がされる
慰謝料請求については、口頭やLINEでされることもありますが、書面でされることが多く、とくに内容証明郵便が届いた場合には注意が必要です。
内容証明郵便は送付した内容を証拠として残すための送付方法であり、その後の裁判まで見据えていることが多いためです。
慰謝料請求の方法については以下の記事で詳しく解説しています。
2-3 流れ3:慰謝料請求に対するアクションを取る
慰謝料請求がされた場合、あなたは何らかのアクションを取らなければなりません。
アクションとしては、慰謝料を支払う、減額交渉をする、全面的に争うなど様々な選択肢があります。
どのようなアクションを取るかはあなた次第です。
注意してほしいのは、請求を無視すると裁判に発展してしまうおそれがあります。
相手が交渉に付かないとなると、配偶者は慰謝料を支払わせるために強制力のある判決を求めるようになるのです。
そのため、慰謝料を請求されたら絶対に無視だけはしないようにしましょう。
2-4 流れ4:慰謝料を支払って解決or裁判に発展
慰謝料請求に対して取るアクションを決めたら、それを実行する必要があります。
ここで解決できれば、示談書を作成してその内容に従うことになります。
示談書の作成方法については以下の記事で詳しく解説しています。
しかし、交渉がまとまらなければ裁判に発展することもあります。
2-5 流れ5:判決で確定した慰謝料の支払
裁判に発展してしまった場合、最終的に判決がされます。
判決の内容がどうであれ、当事者はその内容に拘束されることになります。
そのため、内容に不満があったとしても支払わないといったことは許されないのです。
慰謝料の減額交渉は、知識や経験が結果に大きな影響を与えます。
望んだ結果になるべく近づけたい方は、専門家である弁護士に依頼することをおすすめします。
不倫をしても自らの意思で退職をする必要はありません。
しかし、社員同士の不倫など、業務への著しい支障が想定される場合は退職を求められることがあります。
また、取引先関係者や顧客と不倫をした場合、懲戒解雇が有効とされることもあります。
そのため、勤務先での不倫は、時として甚大な影響をあなたに及ぼすことがあるのです。
不倫と懲戒処分の関係については以下の記事詳しく解説しています。
3章 慰謝料請求された人の悲惨な末路5つ
不倫をすると、慰謝料請求の他に不当な要求をされたり、悲惨な末路を辿ってしまうことがあります。
ここでは、慰謝料請求された人に起こり得る悲惨な末路を5つご紹介します。
末路2:引っ越しを求められて応じてしまった
末路3:不倫相手の配偶者が会社に来てしまった
末路4:連絡がたくさん来て通知音が鳴り止まなかった
末路5:不倫を理由に脅されてしまった
それでは各末路について順番に説明していきます。
3-1 末路1:不倫の噂が広がってしまった
悲惨な末路の1つ目は、不倫の噂が広がってしまうことです。
どんな時代でもゴシップは広がりやすいものです。
有名人が不倫をするとすぐに噂やニュースになっていますよね。
自分とは無関係な不倫の事実は、話のネタにされがちなのです。
これは一般人も例外ではなく、あなたの所属するコミュニティでは瞬く間に広まることでしょう。
噂が広がってしまうと、あなたが築いてきた社会的な信頼や名誉など崩れてしまうおそれがあります。
3-2 末路2:引っ越しを求められて応じてしまった
悲惨な末路の2つ目は、引っ越しを求められて応じてしまうことです。
あなたと不倫された配偶者が近所に住んでいる場合、引っ越しを求められることがあります。
単純にあなたに会いたくないことと、また不倫されることを防ぐためです。
しかし、引っ越しの要求に強制力はないので、これに応じる義務はありません。
そのため、それを知らずに引っ越すと、莫大な労力と損失が発生してしまうことがあります。
3-3 末路3:不倫相手の配偶者が会社に来てしまった
悲惨な末路の3つ目は、不倫相手の配偶者が会社に来てしまうことです。
不倫相手の配偶者が不倫の事実を告げるために、会社に来ることがあります。
会社で不倫の事実が広がれば、あなたに対する信頼は地に落ちてしまうことでしょう。
しかし、不倫の事実を職場で摘示ことは許されません。
会社に対する摘示すは、あなたの名誉を必要以上に害することになるからです。
刑法上でも法的な保護が与えられていて、名誉棄損罪が成立する可能性があります。
3-4 末路4:連絡がたくさん来て通知音が鳴り止まなかった
悲惨な末路の4つ目は、連絡がたくさん来て通知音が鳴りやまないことです。
不倫をすると、配偶者の方から数えきれないほどの連絡が送られてくることもあります。
無視できない一方で、数が多すぎるから反応しきれずあなたは疲弊してしまうことでしょう。
しかし、つきまとい行為はストーカー規制法で規制されているので、あまりにも数が多い場合は弁護士や警察に相談するようにしましょう。
3-5 末路5:不倫を理由に脅されてしまった
悲惨な末路の5つ目は、不倫を理由に脅されてしまうことです。
不倫をした場合、配偶者が家族や会社にバラすと脅してくることがあります。
実際に脅された場合、その剣幕にあなたは畏怖することでしょう。
また、実際に行動に移した場合や、脅迫に屈してしまった場合の損失は計り知れません。
しかし、不倫をダシに脅すことは許されません。
内容によっては、名誉棄損罪や脅迫罪に該当することがあるからです。
4章 不倫による慰謝料請求された人の対処法3つ
不倫慰謝料請求された場合、その後の対処法によって結果が大きく異なってきます。
ここでは、慰謝料請求された場合の望ましい行動を3つご紹介します。
対処法2:減額交渉をする
対処法3:弁護士に相談する
それでは各対処法について順番に説明していきます。
4-1 対処法1:謝罪の意思を示す
慰謝料請求された日地の対処法1つ目は、謝罪の意思を示すことです。
不倫トラブルでは当事者が感情的になりやすく、対応次第では裁判に発展することもあります。
また、謝罪の意思の有無は、慰謝料の減額交渉にも強く影響します。
例えば、あなたが謝罪もせずに慰謝料を減らしてくれと言っても、相手に不満を募らせるだけでしょう。
そのため、まずは謝罪の意思を示して真摯に対応していく必要があるのです。
適切な謝罪の方法については以下の記事で詳しく解説しています。
4-2 対処法2:減額交渉をする
慰謝料請求された日地の対処法2つ目は、減額交渉をすることです。
慰謝料の請求は相場よりも高い金額でされることがほとんどです。
そのため、適正な金額にするためにも、減額交渉をする必要があるのです。
減額交渉の方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
4-3 対処法3:弁護士に相談する
慰謝料請求された日地の対処法3つ目は、弁護士に相談することです。
不倫当事者が直接話し合うと拗れやすく、なるべく第三者である弁護士に相談することをおすすめします。
減額交渉では、交渉経験や法的な知識がなければ望んだ結果を手にすることは難しいでしょう。
しかし、弁護士に相談すれば状況に合った適切な助言をしてもらうことができます。
不倫トラブルでは1人で悩みを抱えやすいので、相談相手として選んでみるのもいいでしょう。
きっとあなたの力になってくれるはずです。
最高の弁護士を選ぶポイントについては以下の記事で詳しく解説しています。
5章 慰謝料請求に関するよくある質問3つ
慰謝料請求でよくある質問3つをご紹介します。
質問2:慰謝料請求は無視してもいいの?
質問3:不倫を家族や職場に知られないようにするにはどうするの?
それでは各質問について順番に説明していきます。
5-1 質問1:弁護士に依頼した方がいいの?
慰謝料請求をされた場合、なるべく弁護士に依頼することが望ましいです。
慰謝料については、あなたの一挙手一投足が結果に影響してきます。
減額交渉の場面だけでなく、不倫が発覚してからの態度や発言を見られているのです。
そのため、できる限り弁護士から助言を受けたうえ、適切な対応を取っていきたいところです。
5-2 質問2:慰謝料請求は無視してもいいの?
慰謝料請求は絶対に無視しないでください。
無視してしまうとそのまま裁判に至ってしまうためです。
不倫慰謝料は示談で終わることがほとんどなので、無視した場合の労力は大きくなりやすいのです。
また、最初にされる慰謝料の請求は、あなたが相手と交渉できるチャンスにもなり得ます。
そのため、請求金額に不満がある場合や、食事をしていただけのような場合でも、何らかの反応をするようにしましょう。
5-3 質問3:不倫を家族や職場に知られないようにするにはどうするの?
家族や職場に知られないようにするには、弁護士に不倫の事実を言い触らさないように警告してもらったり、示談書にこれに関する条項を入れてもらったりすることになります。
示談書に条項を入れることはあなた自身でもすることができます。
しかし、感情的な対立などで上手くいかないこともあるかもしれません。
また、慰謝料請求の内容証明郵便が、自宅に届いた際に発覚してしまうことも考えられます。
弁護士であれば、相手も冷静になりやすく交渉が円滑に進むことでしょう。
さらに、内容証明郵便は弁護士に受け取ってもらうこともできます。
そのため、第三者である弁護士にその旨を話して、行動してもらうことをおすすめします。
6章 慰謝料の減額交渉はリバティ・ベル法律事務所にお任せ
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7章 まとめ
今回は、慰謝料請求された体験談、慰謝料請求の流れ、慰謝料請求された人の悲惨な末路、慰謝料請求への対処法について解説しました。
この記事の要点を簡単に整理すると以下のとおりです。
・不倫による慰謝料請求された人の体験談について、以下の5つを紹介しました。
・不倫による慰謝料請求された場合の修羅場から解決までの流れは以下のとおりです。
流れ1:不倫が発覚する
流れ2:内容証明郵便で慰謝料の請求がされる
流れ3:慰謝料請求に対するアクションを取る
流れ4:慰謝料を支払って解決or裁判に発展
流れ5:判決
・慰謝料請求された人の悲惨な末路としては、例えば以下の5つがあります。
末路1:不倫の噂が広がってしまった
末路2:引っ越しを求められて応じてしまった
末路3:不倫相手の配偶者が会社に来てしまった
末路4:連絡がたくさん来て通知音が鳴り止まなかった
末路5:不倫を理由に脅されてしまった
・不倫による慰謝料請求された場合には、以下の方法により対処しましょう。
対処法1:謝罪の意思を示す
対処法2:減額交渉をする
対処法3:弁護士に相談する
この記事が、慰謝料請求によってどうなるか知りたいと悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので読んでみてください。
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