契約書作成の弁護士費用の相場は10~20万円!弁護士を選ぶ方法を解説

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著者情報 弁護士 籾山 善臣

リバティ・ベル法律事務所|神奈川県弁護士会所属 
取扱分野は、人事労務、一般企業法務、紛争解決等。
【連載・執筆等】幻冬舎ゴールドオンライン[連載]不当解雇、残業未払い、労働災害…弁護士が教える「身近な法律」、ちょこ弁|ちょこっと弁護士Q&A他
【取材実績】東京新聞2022年6月5日朝刊、毎日新聞 2023年8月1日朝刊、週刊女性2024年9月10日号、区民ニュース2023年8月21日

契約書作成の弁護士費用の相場は10~20万円!弁護士を選ぶ方法を解説

悩み

契約書作成に必要な弁護士費用の相場を知りたいと悩んでいませんか

契約書の作成を弁護士に依頼するなら、信頼のおける弁護士に依頼したいですよね。

契約書作成の弁護士費用の相場は、10万円~20万円程度とされています。

相場の費用は高く感じられるかもしれませんが、契約書の作成に弁護士が関与することは非常に重要となります

というのも、契約書では細かな表現の違いが大きなリスクに発展しやすく、弁護士が関与することでリスクを減らしやすくなるためです。

しかし、弁護士なら誰でもいいというわけではなく、人によってはその企業に適していなかったということもあります

実は、企業側は何を相談すればいいのか分からない場合があり、質問できないまま進められてしまうこともあります

その結果、企業と弁護士とのコミュニケーションが不足したことから、満足のいく契約書が作れないということもあり得るのです。

この記事をとおして、会社に適した弁護士の選び方について知っていただければと思います。

今回は、契約書作成の弁護士費用の相場を説明した上で、契約書作成に強い弁護士の選び方を解説していきます。

具体的には、以下の流れで解説していきます。

この記事で分かること

この記事を読めば、契約書作成における弁護士費用の相場がよくわかるはずです。

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1章 契約書作成に必要な弁護士費用の相場は10~20万円|契約書チェックの費用

弁護士費用の相場

契約書作成に必要な弁護士費用の相場は、10万円~20万円程度とされています。

しかし、作成する契約書の内容によっては、10万円よりも低くなる場合があります

例えば、取引の内容が単純なもので、簡単な覚書を作成するだけの場合には、5万円程度とされることもあります。

他方で、契約書チェックの弁護士費用の相場は、1頁につき1万円~2万円程度とされています。

このように、契約書作成の相場が形成されていますが、具体的な費用は法律事務所によって異なるため、依頼する前に必ず費用体系を確認しておくことをおすすめします

リバティ・ベル法律事務所では、契約書作成の費用を以下のように設定させていただいております。

リバティ・ベル法律事務所の料金表

~誓約書作成に必要な弁護士費用の相場はいくら?~

誓約書の作成だけを引き受けている法律事務所は、あまり多くありません。

誓約書については紛争の交渉の際などに作成することが多く、誓約書の案文を作成したものの合意に至らない可能性もあるためです。

誓約職の作成のみを依頼するというよりも、示談交渉を弁護士に依頼したり、誓約書につき法律相談という形でレビューしたりしてもらう方法がベターかと思います。

これに対して、顧問弁護士がいる場合には、顧問契約の範囲内で覚書を作成してもらうことが可能かなど相談するといいでしょう。


2章 契約書作成を弁護士に依頼するメリット3つ

契約書作成に弁護士費用がかかる反面、依頼することで得られるメリットもあります

契約書作成を弁護士に依頼するメリットは以下のとおりです。

メリット1:契約に適した契約書を作れる
メリット2:取引のリスクを減らすことができる
メリット3:取引を円滑にしやすくなる

契約書作成を弁護士に依頼するメリット3つ

それでは各メリットについて順番に解説していきます。

2-1 メリット1:契約に適した契約書を作れる

契約書作成を弁護士に依頼するメリット1つ目は、契約に適した契約書を作れることです。

インターネットにある契約書のひな形等は、個別の契約に適した形にはなっていません

というのも、ひな形にはその契約書に必要な一般的な条項しか記載されていないためです。

そのため、ひな形をそのまま流用すると、契約の重要部分が不明確になってしまったり、自社に不利な内容が残ってしまうこともあります。

しかし、弁護士に契約書作成を依頼した場合、適切な契約書を作るためにヒアリングが行われます

ヒアリングによって個別の契約に適した契約書を作成することができ、これがメリットとして挙げられます。

2-2 メリット2:取引のリスクを減らすことができる

契約書作成を弁護士に依頼するメリット2つ目は、取引のリスクを減らすことができることです。

取引では、契約書の内容が不明確だとトラブルに発展してしまうことがあります

例えば、履行期について「合理的な期間内に」と定められていても、解釈によってその意味は異なり、当事者の認識にズレが生じるおそれがあります。

弁護士は、このようにトラブルになるおそれが高い部分を把握しており、条項をどのように定めるのが適切かを理解しています。

そのため、弁護士に依頼することで契約書の内容が明確になりやすく、取引のリスクをより減らすことができます。

2-3 メリット3:取引を円滑にしやすくなる

契約書作成を弁護士に依頼するメリット3つ目は、取引を円滑にしやすくなることです。

契約を締結する際、相手企業が信頼できるのか調査することがあります。

しかし、トラブルが発生しやすい企業は信頼されにくい傾向があり、調査に必要な時間が長くなることもあるのです

こうした事態を避けるため、信頼を積み重ねていき信頼を獲得しやすい状況を作っていく必要があります。

弁護士は取引によるトラブルのリスクを減らすことができ、相手企業との信頼関係が構築しやすくなるのです

そのため、契約書作成を弁護士に依頼することで、取引を円滑にしやすくなります。

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3章 契約書作成における弁護士と行政書士の違い2つ

行政書士も契約書を作成できるとされており、弁護士が作成する場合と違いが生じる部分もあります

契約書作成における弁護士と行政書士の違いは以下のとおりです。

違い1:費用
違い2:知識と経験

それでは違いについて順番に解説していきます。

3-1 違い1:費用

契約書作成における弁護士と行政書士の違い1つ目は、費用です。

弁護士の契約書作成の費用は、10万円~20万円程度とされています。

他方で、行政書士の契約書作成の費用は、1万円~10万円程度とされています。

このような違いが生じるのは、弁護士と行政書士とで職務範囲に違いがあるためだと考えられます。

一般的な行政書士の職務範囲は、解釈に争いのある部分もありますが、以下のように理解されています。

 

【可能な職務】
・依頼者の意向通りに契約書の原稿を作成すること
・既に合意された契約書を作成すること

【争いのある職務】
・契約書の内容について相談すること
・契約書を相手方に提示すること
・相手方との交渉

他方で、弁護士の職務範囲は法律事務全般であり、行政書士のような制限ありません

そのため、職務範囲の広い弁護士の方が、契約書作成の費用が高くなりやすいのです。

3-2 違い2:知識と経験

契約書作成における弁護士と行政書士の違い2つ目は、知識と経験です。

弁護士も行政書士も特定の業界を専門としていれば、適切な契約書を作成することが期待できます。

しかし、弁護士と行政書士は職務範囲が異なることから、契約書に関する知識や経験に影響してくることがあります

例えば、弁護士は訴訟にも関与できるため、契約書のどこがトラブルになりやすいのかなど、実践的なアドバイスを期待することができます。

そのため、契約書作成をいずれに依頼するのかは、作成したい契約書の内容と職務内容を考慮して判断することが重要になります。


4章 契約書作成に強い弁護士を選ぶ方法3つ

契約書の作成は、弁護士なら誰でもいいというわけではなく、契約書作成に強い弁護士を選ぶ必要があります

契約書作成に強い弁護士を選ぶ方法は以下のとおりです。

方法1:企業法務に力を入れているか
方法2:レスポンスが早いか
方法3:ビジネスプランを理解してくれるか

契約書作成に強い弁護士を選ぶ方法3つ

それでは各方法について順番に解説していきます。

4-1 方法1:企業法務に力を入れているか

契約書作成に強い弁護士を選ぶ方法1つ目は、企業法務に力を入れているかどうかです。

弁護士の職務範囲は広く、弁護士によって専門分野が異なります。

弁護士の専門分野は、法律事務所のホームページなどで確認できる場合もあります。

例えば、「労働問題に強い弁護士」や「企業法務に強い弁護士」といったような記載や、専門分野に関するホームページを作成していることもあります。

そのため、契約書作成に強い弁護士を選びたい場合、まずは法律事務所のホームページを確認するという手段が考えられます。

4-2 方法2:レスポンスが早いか

契約書作成に強い弁護士を選ぶ方法2つ目は、レスポンスが早いかどうかです。

契約書の作成に必要な期間は、内容にもよりますが大体2週間程度とされています

しかし、これは円滑に進んだ場合の目安であり、状況によっては長引くこともあります。

例えば、弁護士が忙しく契約書作成への対応が遅れると、最終的な完成時期も遅れてしまうことがあります。

特に、複雑な契約では企業と弁護士の間でやり取りを繰り返すことがあるため、レスポンスの早さは完成時期に大きな影響を与えることがあります。

そのため、適切な期間で契約書を完成させるために、レスポンスの早い弁護士を選ぶということが考えられます。

4-3 方法3:ビジネスプランを理解してくれるか

契約書作成に強い弁護士を選ぶ方法3つ目は、ビジネスプランを理解してくれるかどうかです。

取引には企業の経営戦略が絡んでくるため、契約書も経営戦略に合わせた内容にする必要があります。

例えば、フランチャイズ契約では、相手方にテリトリーを定めることがあります。

この場合には、事業拡大の有無などの経営戦略を盛り込み、どの範囲でテリトリーを認めるのか慎重に判断する必要があります。
(※テリトリー=指定した地域において他のフランチャイジーに営業許可を与えないこと)

というのも、テリトリーを広く認めてしまうと、自社の事業拡大が難しくなってしまうことがあるためです。

そのため、契約書作成に強い弁護士を選ぶ場合、ビジネスプランを理解してくれるかどうかで選ぶことが考えられます。

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5章 契約書作成の相談はリバティ・ベル法律事務所にお任せ

契約書の相談は、是非、リバティ・ベル法律事務所にお任せください。

あなたの会社にあった契約書を作成するためには、その契約によって、どのような紛争が生じるリスクがあるのか、それをどのように予防していくのかということについて、専門的な知識や経験が必要となります

リバティ・ベル法律事務所では、契約書について圧倒的な知識とノウハウを蓄積しており、貴社の契約書の作成を適切にサポートすることができます

具体的には、リバティ・ベル法律事務所では、各種契約書の作成やレビュー、就業規則の作成等のサービスを提供しています。
契約・取引に関するリバティ・ベル法律事務所のサポートの詳細はこちら (libertybell-law.com)

リバティ・ベル法律事務所では、各企業の取引の内容を丁寧にヒアリングさせていただいたうえで、契約書の1つ1つの規定の表現や言い回しについても、実情に即した内容になるようにこだわっています

貴社と取引先の交渉力などに応じて、優先的に交渉していくべき条項はどこか、どのように交渉していくべきか等についても丁寧に助言いたします。

オンライン面談お電話等を利用して遠方の方でもスピーディーな対応が可能です。

契約書に悩んでいる方は、リバティ・ベル法律事務所にお気軽にご相談ください。


6章 まとめ

以上のとおり、今回は、契約書作成の弁護士費用の相場を説明した上で、契約書作成に強い弁護士の選び方を解説しました。

この記事の要点を簡単に整理すると以下のとおりです。

まとめ

・契約書作成に必要な弁護士費用の相場は10~20万円程度とされています。

・契約書作成を弁護士に依頼するメリットは以下の3つです。
メリット1:契約に適した契約書を作れる
メリット2:取引のリスクを減らすことができる
メリット3:取引を円滑にしやすくなる

・契約書作成における弁護士と行政書士の違いは以下の2つです。
違い1:費用
違い2:知識と経験

・契約書作成に強い弁護士を選ぶ方法は以下の3つです。
方法1:企業法務に力を入れているか
方法2:レスポンスが早いか
方法3:ビジネスプランを理解してくれるか

この記事が、契約書作成における弁護士費用について知りたいと悩んでいる方の助けになれば幸いです。

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以下の、Docusignのブログについても、参考になりますので、是非、読んでみてください。
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