不倫慰謝料に強い弁護士をどのように探せばいいか悩んでいませんか?
弁護士も分野ごとに専門化してきていますので、できればあなたの直面している問題に力を入れている弁護士を探したいですよね。
不倫慰謝料に強い弁護士を選ぶ秘訣は、以下の5つです。
☑ 不倫だけではなく離婚問題も扱っているかを確認する
☑ 料金体系が明確かどうかを確認する
☑ 話しやすいかどうかを確認する
☑ 弁護士と直接やり取りできるかを確認する
弁護士を選ぶ際には、不倫慰謝料を扱っている弁護士であれば誰でもいいというわけではありません。不倫慰謝料に力を入れていると打ち出している弁護士も増えてきていますので、どの弁護士を選ぶか慎重に判断しましょう。
また、不倫慰謝料を弁護士に依頼する場合の費用の相場は、おおよそ以下のとおりです。
最近では無料相談も増えてきて、弁護士に相談する敷居が下がってきていますので、まずは弁護士に連絡をして直接話をしてみるのがおすすめです。
良い弁護士を選ぶことが不倫問題を解決するための第1歩なのです。
今回は、浮気・不倫慰謝料に強い弁護士を選ぶ秘訣5つについて解説します。
この記事を読めば、浮気・不倫慰謝料に強い弁護士をどのように選べばいいのかがよくわかるはずです。
目次
1章 浮気・不倫(不貞)問題を弁護士に相談すべき3つのケース
浮気・不倫の問題について、弁護士に相談した方が良いケースがあります。
なぜなら、浮気・不倫については、法的なトラブルとなることが多いためです。
具体的には、以下の3つのケースについては、早めに弁護士に相談するべきです。
ケース2:慰謝料の支払いを拒否されている
ケース3:相手方が弁護士をつけた
それぞれのケースについて説明していきます。
1-1 ケース1:慰謝料を請求する内容証明郵便が届いた
弁護士に相談すべきケースの1つ目は、慰謝料を請求する内容証明郵便が届いた場合です。
内容証明郵便には、通常、「300万円の慰謝料を請求する」などの適正な慰謝料金額よりも高額な記載がされています。
例えば、あなたが内容証明郵便の記載を見てすぐに300万円を支払ってしまうと、仮にこれが適正な金額ではなかったとしても取り戻すのは難しいことが多いでしょう。
これに対して、弁護士に相談すれば、あなたの事案に応じた適正な慰謝料金額を分析し、減額交渉をしてもらうことができます。
そのため、慰謝料を請求する内容証明郵便が届いたらすぐに弁護士に相談すべきなのです。
1-2 ケース2:慰謝料の支払いを拒否されている
弁護士に相談すべきケースの2つ目は、慰謝料の支払いを拒否されている場合です。
慰謝料の支払いを拒否されている場合には、正式に書面を送付して交渉を行うか、裁判所をとおして交渉を行うべきです。
くれぐれも直接浮気相手の会社や自宅に行き慰謝料を取り立てるようなことをしてはいけません。
相当性を欠く方法を用いてしまうと、相手方から反撃をされてしまいかねないのです。
相手方が慰謝料の支払いを拒否している場合には、弁護士に相談してルールに則ったうえで、慰謝料を請求していきましょう。
1-3 ケース3:相手方が弁護士をつけた
弁護士に相談すべきケースの3つ目は、相手方が弁護士をつけた場合です。
弁護士は法律の専門家ですから、弁護士と一般人の方では、不倫慰謝料の交渉についても圧倒的な情報と経験の格差があります。
有利な判例や証拠を使って、相手方に利益となるように交渉を進められてしまいます。
例えば、相手方の弁護士から渡された示談書に一度押印をしてしまうと、それがあなたに不利なものであっても、後から争うことは難しいことが多いのです。
そのため、相手方が弁護士をつけた場合に、あなたが対等に交渉をしたいと考えるのであれば、あなたも弁護士をつけるという選択をすべきなのです。
2章 浮気・不倫(不貞)慰謝料を弁護士に相談するメリット・デメリット
浮気・不倫慰謝料を弁護士に相談するメリットとデメリットを整理すると以下のとおりです。
メリット2:適正な慰謝料金額になるように尽力してもらえる
メリット3:紛争の拡大や解決後のトラブルの発生を予防してもらえる
2-1 メリット1:相手方との間の交渉を代わりに行ってもらえる
浮気・不倫慰謝料を弁護士に相談するメリットの1つ目は、相手方との間の交渉を代わりに行ってもらえることです。
不倫トラブルに直面すると精神的にも疲労してしまうことが多いため、慣れない慰謝料の交渉を行うことは大きな負担となります。
例えば、弁護士に依頼すると、代わりに通知書や示談書の作成、電話や面談による交渉を任せてしまうことができます。
2-2 メリット2:適正な慰謝料金額になるように尽力してもらえる
浮気・不倫慰謝料を弁護士に相談するメリットの2つ目は、適正な慰謝料金額になるように尽力してもらえることです。
弁護士に相談することで、あなたの事案に応じた慰謝料の金額を分析したうえで、適切な方針を策定してもらうことができます。
例えば、最初にどのくらいの金額を提案するのがいいか、どの程度譲歩するべきかなどについては、交渉についてのノウハウや経験がないと難しいところです。
2-3 メリット3:紛争の拡大や解決後のトラブルの発生を予防してもらえる
浮気・不倫慰謝料を弁護士に相談するメリットの3つ目は、紛争の拡大や解決後のトラブルの発生を予防してもらえることです。
弁護士に相談すれば、浮気・不倫トラブルに伴う、その他の問題については併せて対応してもらうことができます。
例えば、「配偶者に不倫を知られてしまうリスクの予防」や「不倫相手との接触禁止」など、浮気・不倫問題を解決するためには、慰謝料金額以外についても注意すべきポイントがあるのです。
2-4 デメリット1:弁護士費用がかかる
浮気・不倫慰謝料を弁護士に相談するデメリットは、弁護士費用がかかってしまうことです。
弁護士に代わりに交渉してもらう場合には、最終的に数十万円程度の弁護士費用がかかります。
適正な金額により解決をすることができる利益の方が大きいこと通常ですが、高額な着手金が必要な場合などには、見通しについてしっかりと確認しておいた方が良いでしょう。
現在では、弁護士に依頼する前の相談だけであれば無料相談を実施している事務所が増えていますので探してみるといいでしょう。
弁護士費用を安く抑えるコツについては以下の記事で詳しく解説しています。
3章 浮気・不倫(不貞)慰謝料に強い弁護士を選ぶ秘訣5つ
弁護士に相談するのであれば、浮気・不倫慰謝料に強い弁護士を選びたいですよね。
近年では、弁護士も専門化してきており、弁護士であれば誰でもいいというわけではありません。
例えば、浮気・不倫慰謝料に強い弁護士を選ぶ秘訣は以下の5つです。
秘訣2:不倫だけではなく離婚問題も扱っているかを確認する
秘訣3:料金体系が明確かどうかを確認する
秘訣4:話しやすいかどうかを確認する
秘訣5:弁護士と直接やり取りできるかを確認する
それでは、これらの秘訣について順番に説明していきます。
3-1 秘訣1:不倫問題に注力しているかを確認する
不倫慰謝料に強い弁護士を選ぶ秘訣の1つ目は、不倫問題に注力しているかを確認することです。
不倫問題を扱っている件数が多ければ、その分、知識やノウハウが蓄積されていくことになります。
具体的には、以下の点を確認してみるといいでしょう。
・不倫問題の解決事例の内容
3-1-1 不倫問題についてどの程度情報を発信しているか
近年では、弁護士も、インターネットや本などで、自分の扱っている分野について、積極的に情報を発信しています。
このように実際に不倫問題を多く扱っていなければ分からないような情報を発信している場合には、その分野について専門性を有しているものと推測できます。
これに対して、「不倫慰謝料の広告」や「不倫問題を扱っていなくても分かるような情報」しか、発信されていない場合には、実際にどの程度の専門性を有しているのかは依頼してみないとわかりません。
そのため、事前に、不倫問題についてどの程度情報を発信しているのかを確認したうえで、弁護士を選ぶことがおすすめです。
3-1-2 不倫問題の解決事例の内容
弁護士のサイトでは、通常、解決事例が紹介されています。
不倫問題の解決事例の内容を見ることで、その分野についてどの程度取り扱っているのかを把握することができます。
そのため、弁護士を選ぶ際には、解決事例の内容をよく確認してみることがおすすめです。
例えば、あなたと似た事案についての解決実績があるのかどうか、どの程度の件数について解決しているのかについて見てみましょう。
3-2 秘訣2:不倫だけではなく離婚問題も扱っているかを確認する
不倫慰謝料に強い弁護士を選ぶ秘訣の2つ目は、不倫だけではなく離婚問題も扱っているかを確認することです。
不倫慰謝料のトラブルは、離婚問題と密接に関連しています。
例えば、不倫トラブル自体から離婚問題に発展することもありますし、不倫後も婚姻を継続するのであれば今後の予防についても取り決めておく必要があります。
そのため、不倫慰謝料のトラブルを相談するには離婚問題にも力を入れている弁護士に相談するべきなのです。
3-3 秘訣3:料金体系が明確かどうかを確認する
不倫慰謝料に強い弁護士を選ぶ秘訣の3つ目は、料金体系が明確かどうかを確認することです。
どの程度の弁護士費用がかかるのか十分に確認せずに依頼してしまうと、事件終了時に想定していたよりも大きな金額を請求されて驚いてしまう可能性があります。
例えば、どの程度の解決をした場合に、いくらの弁護士費用を払うことになるのか、事前にシュミレーションできることが大切です。
料金体系がわかりにくく、いくらの報酬を払うことになるのか把握できない場合には、注意した方が良いでしょう。
3-4 秘訣4:話しやすいかどうかを確認する
不倫慰謝料に強い弁護士を選ぶ秘訣の4つ目は、話しやすいかどうかを確認することです。
不倫問題を解決するまでには、弁護士と複数回にわたって打ち合わせや連絡を行うことになります。
適切な解決をするためには、事実関係やあなたの意向を正確に弁護士に伝えることが不可欠です。
そのため、あなたが話をしていてストレスにならない弁護士を選ぶようにしましょう。
3-5 秘訣5:弁護士と直接やり取りできるかを確認する
不倫慰謝料に強い弁護士を選ぶ秘訣の5つ目は、弁護士と直接やり取りできるかを確認することです。
事務所によっては、弁護士に依頼しても直接弁護士と話をすることが難しく、事務員の人としか話すことができないという場合があります。
弁護士と直接やり取りをすることができないと、意思疎通が難しくなりますし、弁護士との信頼関係の構築にも支障が生じます。
そのため、依頼後に弁護士と直接やり取りをすることができるのかどうかについては確認しておいた方が良いでしょう。
4章 浮気・不倫(不貞)慰謝料の弁護士費用の相場
不倫慰謝料問題を弁護士に依頼するには、費用がかかります。
弁護士費用については、自由化されていますので事務所がごとに異なりますが、おおよその相場があります。
具体的には、不倫慰謝料の弁護士費用の相場は、以下のとおりです。
それでは、各費用について、順番に説明していきます。
4―1 相談料の相場は0~1万円(1時間)
不倫慰謝料の相談料の相場は、0~1万円(1時間)です。
相談料とは、弁護士に相談することについての費用です。
従前は、相談料は、30分5000円、1時間1万円としている事務所がほとんどでした。
近年は、不倫慰謝料の相談については、無料としている事務所が現れてきています。
弁護士報酬が自由化したことに加えて、専門化が進み不倫慰謝料に特化した事務所が増えてきているためです。
4-2 着手金の相場は15万~25万円程度
不倫慰謝料の着手金の相場は、15万~25万円程度です。
着手金とは、弁護士に事件を依頼して、弁護士が実際に事件にとりかかるために必要となる費用です。
請求金額によって着手金の額が変動する事務所もありますし、請求金額とは関係なく着手金の額が固定の事務所もあります。
4-3 報酬金の相場は経済的利益の16%~20%程度
不倫慰謝料の報酬金の相場は、経済的利益の16%~20%程度です。
報酬金とは、弁護士に事件を依頼して、事件が実際に解決した場合に、その成功の程度に応じてかかる費用です。
慰謝料を請求する側の場合には、獲得した金額を基準に、その16%~20%程度が相場となります。
慰謝料請求された側の場合には、減額した金額を基準に、その16%~20%程度が相場となります。
4-4 出頭日当の相場は0~3万円程度(1期日)
不倫慰謝料の出頭日当の相場は、0~3万円程度(1期日)です。
出頭日当とは、弁護士が労働審判や訴訟の期日に出席することについてかかる費用です。
出頭日当については、これを導入している事務所と導入していない事務所があります。
ただし、出頭日当を導入していない事務所の場合でも、訴訟に移行した段階で追加の着手金が発生するような場合があります。
4-5 弁護士費用の合計の相場は30万~55万円程度
不倫慰謝料の弁護士費用の合計の相場は、30万~55万円程度です。
当初の請求金額が小さく(150万円以下等)、かつ、交渉で終わる場合には、弁護士費用は30万~35万円程度となる傾向にあります。
例えば、着手金が20万円、報酬金が経済的利益の16%の事務所において、経済的利益が75万円の事案を想定すると、弁護士費用は20万円+12万円=32万円となります。
これに対して、当初の請求金額が大きい(300万円等)場合には、弁護士費用は40万~50万円程度となる傾向にあります。
例えば、着手金20万円、報酬金が経済的利益の16%の事務所において、経済的利益が150万円の事案を想定すると、弁護士費用は20万円+24万円=44万円となります。
ただし、訴訟になってしまうと、追加の着手金や出頭日当により、上記金額よりも高くなってしまうことが多いでしょう。
5章 浮気・不倫(不貞)慰謝料を無料で弁護士に相談する方法3つ
不倫慰謝料を無料で弁護士に相談する方法としては、以下の3つがあります。
・法テラスを利用する【おすすめ度★☆☆】
・市役所・区役所の無料法律相談窓口を利用する【おすすめ度★☆☆】
それでは順番に説明していきます。
5-1 方法1:インターネットで無料相談をしている弁護士を探す【おすすめ度★★★】
不倫慰謝料を無料で弁護士に相談するには、現在では、インターネットで無料相談している弁護士を探すことがおすすめです。
不倫慰謝料については、近年、無料で弁護士に相談することもできるようになってきています。
弁護士の業務が専門化してきており、不倫慰謝料問題に特化した事務所が現れてきているためです。
そのため、無料で相談することができる弁護士を簡単に探すことができます。事務所によっては、何度でも無料相談が可能な場合もあります。
また、インターネットを見れば、その弁護士の専門性や解決実績も分かりますし、弁護士費用も事前に把握することができます。
加えて、相談や依頼の申し込み手続き簡単に行えます。
5-2 方法2:法テラスを利用する【おすすめ度★☆☆】
不倫慰謝料を無料で弁護士に相談するには、法テラスを利用するという方法もあります。
しかし、法テラスを利用する場合には、原則として、弁護士を選ぶことはできません。不倫問題に詳しくない弁護士が担当となることもあります。
自分で弁護士を探して法テラスの利用をお願いするという持ち込み型もありますが、現在では、無料相談を行っている弁護士を探した方が早いでしょう。
また、法テラスは相談回数の制限、収入の制限があり、依頼する際にも審査があるなど手続きが煩雑です。
5-3 方法3:市役所・区役所の無料法律相談窓口を利用する【おすすめ度★☆☆】
不倫慰謝料を無料で弁護士に相談するには、市役所・区役所の無料法律相談窓口を利用する方法もあります。
しかし、市役所・区役所を利用する場合には、弁護士を選ぶことができません。不倫問題に詳しくない弁護士が担当なることもあります。
また、相談回数の制限があり、相談の申し込みや依頼の手続きが煩雑です。
6章 浮気・不倫(不貞)慰謝料を弁護士に依頼する場合の流れ
浮気・不倫慰謝料を弁護士に依頼する場合の流れは、以下のとおりです。
ステップ2:法律相談
ステップ3:委任契約
ステップ4:着手開始
それでは各ステップについて順番に説明していきます。
6-1 ステップ1:相談前の準備
不倫慰謝料を弁護士に依頼する場合のステップ1は、相談前の準備です。
法律相談を充実したものとするためには、相談前に準備をしてから行くといいでしょう。
具体的には、相談前に準備した方が良いこととしては以下の3つです。
・事実関係の時系列
・不倫と交渉経過の証拠
・解決に向けての意向
6-1-1 事実関係の時系列
法律相談に行くと、まず事実関係をヒアリングされることになります。
上手く話すことができなくても、弁護士の方から質問してくれますのでご安心ください。
ただし、事実関係をヒアリングされるときは、「それはいつのことですか?」「それはどこでですか?」「誰がそのようなことをしたのですか?」などと、具体的に質問されることになります。
そのため、事前に時系列にそって事実関係を、誰が、いつ、誰に対して、どこで、何をしたのかを整理しておくといいでしょう。
6-1-2 不倫と交渉経過の証拠
法律相談に手持ちの証拠を持参することで、より具体的な助言をしてもらうことができます。
例えば、証拠があればより明確な見通しを教えてもらうことができますし、他に集めた方が良い証拠なども助言してもらいやすくなります。
不倫の証拠については、以下の記事で詳しく解説しています。
また、通知書や回答書、念書、反省文、確認書などの交渉経過の証拠を持参すると、状況についてより的確に把握してもらうことができるでしょう。
6-1-3 解決に向けての意向
法律相談ではあなた自身がどのような意向なのかを確認されることになります。
例えば、慰謝料を請求する側であれば、離婚はしたいのかどうか、誰に対して慰謝料を請求したいのか、求償権の放棄も求めたいかなど質問されることになります。
これに対して、慰謝料を請求されている側であれば、金銭の支払いに応じる余地はあるのか、支払いに応じる余地があるのであればどの程度の金額に収めたいのか、身内に知られたくないなどの事情はあるのかなど質問されることになります。
そのため、法律相談肉際には、どのような解決を望むのかについて考えておいた方が良いでしょう。
6-2 ステップ2:法律相談
不倫慰謝料を弁護士に依頼する場合のステップ2は、法律相談です。
法律事務所に電話又はメールをして、相談の予約を入れます。
相談の方法は、現在では、対面で行う方法、オンラインで行う方法、電話で行う方法など、多様化してきています。
法律相談では、見通しや方針、解決までの流れ、費用などについての説明を受けることができます。
6-3 ステップ3:委任契約
不倫慰謝料を弁護士に依頼する場合のステップ3は、委任契約です。
弁護士に依頼をするには委任契約を結ぶ必要があります。
見通しや方針、費用に納得できたら、依頼したい旨を伝えて、委任契約締結してもらいましょう。
委任契約の締結の方法についても、対面で行う方法、クラウドによる方法、郵送による方法など多様化しています。
6-4 ステップ4:着手開始
不倫慰謝料を弁護士に依頼する場合のステップ4は、着手開始です。
委任契約を締結して、着手金等の振り込みをすると、弁護士が事件への着手を開始します。
具体的には、まずは通知書の案文などを作成することになりますので、あなたがその内容で問題ないかを確認し、問題がなければ相手方に送付することになります。
その後、相手方からの回答を踏まえて、どのように交渉していくか方針を策定することになります。
7章 浮気・不倫(不貞)慰謝料を弁護士に依頼する場合によくある質問
不倫慰謝料を弁護士に依頼する場合によくある質問としては、以下の3つがあります。
Q2:弁護士に依頼したら裁判になる?
Q3:弁護士に話しても他の人に知られない?
それではこれらの悩みについて順番に解消していきましょう。
1.遠方の弁護士にも依頼できる?
不倫慰謝料の交渉については、遠方の弁護士に依頼することもできます。
なぜなら、弁護士との打ち合わせやオンラインミーティングや電話などでも可能ですし、裁判所についても「電話会議」「WEB期日」などの導入により、遠方かどうかは大きな問題ではなくなっているためです。
例えば、ただ近いからという理由で最寄りの弁護士に相談することは避けた方が良いでしょう。
物理的な距離よりも、不倫慰謝料事件に十分に精通しているかどうか、あなたの意向をくみ取ってくれるかなどの方が、ずっと大切です。
2.弁護士に依頼したら裁判になる?
不倫慰謝料の交渉については、弁護士に依頼したとしても必ず裁判になってしまうわけではありません。
なぜなら、弁護士に依頼した場合でも、可能な限り、早期に負担の少ない方法で解決することを目指してもらえるためです。
依頼者の意向を尊重して方針を決めますので、あなたが訴訟による解決を望んでいないのであれば、勝手に訴訟を提起することはありません。
3.弁護士に話しても他の人に知られない?
不倫慰謝料の相談を弁護士に話しても、その内容が他の人に知られることはありません。
なぜなら、弁護士は守秘義務を負っていて、あなたに無断で他の人に相談内容を話すことを禁止されているためです。
特に、不倫問題についてはプライバシー性の高い情報ですから、もしも不安な場合には相談前に弁護士に確認してみるといいでしょう。
守秘義務について丁寧に説明してもらえるはずです。
8章 不倫慰謝料の相談はリバティ・ベル法律事務所にお任せ
不倫慰謝料の相談は、リバティ・ベル法律事務所にお任せください。
不倫慰謝料については、交渉力や知識の格差が金額に大きく影響する分野です。
リバティ・ベル法律事務所は、不倫慰謝料問題に注力しており、この分野に圧倒的な知識とノウハウを持っています。
少数精鋭でご依頼を受けた一つ一つの案件について、不倫慰謝料問題に強い弁護士が丁寧に向き合っているところが弊所の強みです。
不倫慰謝料については、ご依頼者様の負担を軽減するために初回相談無料にて対応しておりますのでお気軽にお問い合わせください。
9章 まとめ
以上のとおり、今回は、浮気・不倫慰謝料に強い弁護士を選ぶ秘訣5つについて解説しました。
この記事の要点を簡単に整理すると以下のとおりです。
・浮気や不倫の問題について、以下の3つのケースは、早めに弁護士に相談するべきです。
ケース1:慰謝料を請求する内容証明郵便が届いた
ケース2:慰謝料の支払いを拒否されている
ケース3:相手方が弁護士をつけた
・浮気・不倫慰謝料を弁護士に相談するメリットとデメリットを整理すると以下のとおりです。
【メリット】
メリット1:相手方との間の交渉を代わりに行ってもらえる
メリット2:適正な慰謝料金額になるように尽力してもらえる
メリット3:紛争の拡大や解決後のトラブルの発生を予防してもらえる
【デメリット】
デメリット1:弁護士費用がかかる
・不倫慰謝料に強い弁護士を選ぶ秘訣は以下の5つです。
秘訣1:不倫問題に注力しているかを確認する
秘訣2:不倫だけではなく離婚問題も扱っているかを確認する
秘訣3:料金体系が明確かどうかを確認する
秘訣4:話しやすいかどうかを確認する
秘訣5:弁護士と直接やり取りできるかを確認する
・不倫慰謝料の弁護士費用の相場は、以下のとおりです。
・不倫慰謝料を無料で弁護士に相談する方法としては、以下の3つがあります。
方法1:インターネットで無料相談をしている弁護士を探す【おすすめ度★★★】
方法2:法テラスを利用する【おすすめ度★☆☆】
方法3:市役所・区役所の無料法律相談窓口を利用する【おすすめ度★☆☆】
・浮気・不倫慰謝料を弁護士に依頼する場合の流れは、以下のとおりです。
ステップ1:相談前の準備
ステップ2:法律相談
ステップ3:委任契約
ステップ4:着手開始
この記事が浮気・不倫慰謝料に強い弁護士を探し方に悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので読んでみてください。
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